釣りキチ三平(48)
内容紹介
茜屋(あかねや)流の統主である新司(しんじ)の祖父・新兵衛(しんべえ)から直々に指導を受けた三平三平(みひら・さんぺい)は、難しいと言われた小鷹網をマスターした。そこで語られた茜屋流の真髄(しんずい)は、仏のように優しくありながら、鮎に対しては鬼の手をもって漁る「鬼手仏心(きしゅぶっしん)」。その言葉が、伝統に押しつぶされそうになり逃げてばかりいた新司の心に火をつけた! そしてはじまる秘伝の技“火入れ漁”!! 果たして新司は、紀の川の鮎と伝統技法を守ることができるのか!?